技術士二次試験を受験しようとする方は、
実務経験証明書の提出が必要となります。
この実務経験書は添削を受けるべきか、説明します。
(結論を先に書くと、『受けたほうが良い』と思います)
■実務経験証明書はどこで利用されるのか。
①受験資格の確認に利用される
あなたが受験しようとしている分野と、
その実務経験年数が一致しているかを確認するために使われます。
②筆記試験では利用されない
③口頭試験で利用される
口頭試験では数名の試験官が、
約20分間にわたり、あなたに質問をします。
その際、事前に実務経験証明書を確認されています。
■実務経験証明書の良し悪しは口頭試験の結果を左右するか
ほかの受験生の事例を調査すると、実務経験証明書の出来が悪くとも、
『本試験で挽回することは可能』です。
具体的には、文字数が全然足りなくとも、
当日説明し、合格した受験生もいるそうです。
なので、出来栄えが悪くとも『即座に不合格になるわけではない』ということです。
■実務経験証明書の出来栄えが悪いと、相対的に不利である
ですが、不利であることには変わりないと思います。
口頭試験は約20分間という限られた時間で、
技術士に求められるコンピテンシーについてアピールします。
各項目には足切り点が設定しており、
個々の項目で、ある程度合格点に達したら次の項目に進む、
という流れになります。
ここで、業務経歴書の出来栄えが良い場合、
試験開始時に、「実務経験証明書は事前に確認していますので、説明は結構です」と言われます。
『20分という限られた時間でコンピテンシーをアピールする』という試験であることを考慮すると、
実務経験の出来栄えが悪く、業務経歴書の説明に時間をとられてしまうと、
コンピテンシーをアピールする時間が減っている可能性が高いです。
■口頭試験の直前に不安になる
4月に業務経歴書を提出し、その後、試験勉強を経て、
7月の筆記試験を受験し、
10月の末ごろ、合格通知を受け取ることになります。
試験勉強によって、技術士に必要なコンピテンシーやそのアピール方法を学ぶと、
4月に書いた業務経歴書は、
『すごく稚拙なもの』に見えてきて、とてつもなく不安に襲われます。
私は、某オンライン講座にて業務経歴書の添削を受けていたので、
大きく外れてはない、と思いつつ過ごしましたが、
自作だった場合は、その不安も増大したと思います。
いかがだったでしょうか。
皆様の受験において、有意義なものとなれば幸いです。
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