⑤技術士(二次試験)実務経験証明書の添削は必要か?


技術士二次試験を受験しようとする方は、

実務経験証明書の提出が必要となります。

この実務経験書は添削を受けるべきか、説明します。

(結論を先に書くと、『受けたほうが良い』と思います)

■実務経験証明書はどこで利用されるのか。

 ①受験資格の確認に利用される

  あなたが受験しようとしている分野と、

  その実務経験年数が一致しているかを確認するために使われます。

 ②筆記試験では利用されない

 ③口頭試験で利用される

  口頭試験では数名の試験官が、

  約20分間にわたり、あなたに質問をします。

  その際、事前に実務経験証明書を確認されています。

■実務経験証明書の良し悪しは口頭試験の結果を左右するか

 ほかの受験生の事例を調査すると、実務経験証明書の出来が悪くとも、

 『本試験で挽回することは可能』です。

 具体的には、文字数が全然足りなくとも、

 当日説明し、合格した受験生もいるそうです。

 なので、出来栄えが悪くとも『即座に不合格になるわけではない』ということです。

■実務経験証明書の出来栄えが悪いと、相対的に不利である

 ですが、不利であることには変わりないと思います。

 口頭試験は約20分間という限られた時間で、

 技術士に求められるコンピテンシーについてアピールします。

 各項目には足切り点が設定しており、

 個々の項目で、ある程度合格点に達したら次の項目に進む、

 という流れになります。

 ここで、業務経歴書の出来栄えが良い場合、

 試験開始時に、「実務経験証明書は事前に確認していますので、説明は結構です」と言われます。

 『20分という限られた時間でコンピテンシーをアピールする』という試験であることを考慮すると、

 実務経験の出来栄えが悪く、業務経歴書の説明に時間をとられてしまうと、

 コンピテンシーをアピールする時間が減っている可能性が高いです。

■口頭試験の直前に不安になる

 4月に業務経歴書を提出し、その後、試験勉強を経て、

 7月の筆記試験を受験し、

 10月の末ごろ、合格通知を受け取ることになります。

 試験勉強によって、技術士に必要なコンピテンシーやそのアピール方法を学ぶと、

 4月に書いた業務経歴書は、

 『すごく稚拙なもの』に見えてきて、とてつもなく不安に襲われます。

 

 私は、某オンライン講座にて業務経歴書の添削を受けていたので、

 大きく外れてはない、と思いつつ過ごしましたが、

 自作だった場合は、その不安も増大したと思います。

いかがだったでしょうか。

皆様の受験において、有意義なものとなれば幸いです。


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