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こんな人に読んでほしい
新たに生じるリスクに何を書けばいいかわからない方
対策と対応策の違いを知りたい方
この記事を読めば、(3)で何を書けばよいかわかります!
筆者は技術士筆記試験を全科目70%以上の得点で合格しました。
その時、考えたことを記事にしましたので皆さんの参考になれば幸いです。
目次
- 必須Ⅰ(3)の構成
- どのくらいの文章を費やすべきか
- 『新たに生じうるリスク』とは
- 『対策』とは
- 『波及効果』とは
- 『懸念事項への対応策』
- コンピテンシーとの関係
- 筆者が思う(3)の答案構成
- まとめと他の記事のご紹介
必須Ⅰ(3)の構成
必須Ⅰの(2)はおおむね以下のような書き出しです。
■パターンA
【前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ】
- 新たに生じうるリスクを示せ
- リスクへの対策について示せ
■パターンB
【前問(2)で示したすべての解決策を実行して生じうる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ】
- 波及効果を示せ
- 懸念事項への対応策を示せ
どのくらいの文章を費やすべきか
だいたい1ページの半分、つまり13行ほどを費やすと良いと思います。
私は、リスクと対策を2つずつ挙げました。
『新たに生じうるリスク』とは
ここでは、解決策を実行した後に発生する『二次リスク』のことを求められています。
解決策:DXの導入 ⇒リスク:予算の不足、技術の空洞化
などがあげられます。
解決策導入後の世界をイメージしましょう。
『対策』とは
ここで、『対策』と『対応策』というよく似た2つの言葉があります。
『対策』 ・・・問題発生を予防するため、あらかじめ策を導入しておく
『対応策』・・・問題発生後、解決策を導入する
という2つの違いがあるので混同しないようにしましょう。
対策の場合、あらかじめ導入する内容を記載します。
何を求められているかに注意してください
『波及効果』とは
『波及効果』とは良い効果のことです。
問題:『人材不足』⇒課題:『DXの導入』⇒解決策:『BIM・CIMの導入』⇒波及効果『審査の高速化』
といった具合でしょうか。
『懸念事項への対応策』
ここでは、『対応策』を求められていますが、
『懸念事項』の記載も求められています。
解決策:『BIM・CIMの導入』⇒懸念事項:『仕様の不一致』⇒対応策:『LODなどのマニュアル作成』
といった具合でしょうか。
必ずしも正解は一つではないので、
受験生自身で考えていただければと思います。
コンピテンシーとの関係
【評価】をアピールしましょう!
詳しくは下記を参照ください。
⑥技術士(二次試験) 筆記試験の勉強法・コンピテンシーと採点基準 | 社会人向け資格の寺子屋 (sk-pe-t.jp)
筆者が思う(3)の答案構成
■パターンA
3.新たに生じうるリスクと対策
(1)リスク〇〇と対策●● 【タイトル+5~6行】
『解決策による効果』⇒『新たなリスク』(改行)
⇒『対策として●●を行うことで~』⇒『~という効果が生じる』
(2)リスク□□と対策■■ 【同じ】
リスク〇〇や対策●●には直接タイトルを書きこんでください。
例:ボトルネックの移動
■パターンB
3.波及効果と懸念事項及び対策
(1)波及効果〇〇と懸念事項●●および対策◎◎ 【タイトル+5~6行】
『解決策による効果』⇒『波及効果』(改行)
⇒『懸念事項は●●である』⇒『対策として◎◎を行う』
(2)波及効果□□と懸念事項■■および対策◇◇ 【同じ】
波及効果〇〇や懸念事項●●には直接タイトルを書きこんでください。
例:審査の高速化
まとめと他の記事のご紹介
この記事をお読みいただいたことで、
必須Ⅰ(3)、リスクと対策などの書き方を理解していただけたと思います。
他の記事では、
(4)技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点
についても解説していきます。
こちらも参照していただければ幸いです。
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