よく議論される話題として、
『一級建築士と技術士はどっちが難しいの?』
というものがあります。
両方を持つ筆者の経験を踏まえ、
個人的な偏見を交えて、二つの資格を比較していこうと思います。

※この記事はPRを含みます。
■合格者の年齢による規準化の必要性
両資格の合格者平均年齢は大きく異なります。
1)一級建築士
私が合格した平成30年の合格者平均年齢は32.0歳でした。
その後、受験資格の見直しが行われた結果、
現在の合格者平均年齢は30.2歳らしいです。

平成 30 年一級建築士試験「設計製図の試験」の合格者を決定 (mlit.go.jp)より
2)技術士
合格者の平均年齢は42.8歳だそうです。
総合技術監理部門や2部門目以降を獲得しに来ている人を除くと、
41歳くらいでしょうか。

⇒この二つの試験は、
『これから設計をしていくために取る一級建築士』と
『これまで科学技術を生業としてきた後に取る技術士』
という違いだと思います。
個人的には、
合格者の年齢が10歳ほど異なるということは、
有名私立中学の『入学試験』と
その附属有名私立大学の『入学試験』を比較するようなものだと思います。
よって私の結論は、
★単純な難易度は技術士試験の方が難しい。
ただし、個人的には、
『32歳で受ける一級建築士の方が、42歳で受ける技術士試験より難しい』
と思います。
■私が一級建築士と技術士を取得するのにかかった時間
【A】一級建築士の場合
筆記試験 勉強期間10ヶ月 ⇒600時間ほど
製図試験 練習期間2か月×3回 ⇒600時間ほど
通算 1200時間ほど
【B】技術士二次試験の場合
筆記試験 勉強期間8か月 ⇒600時間ほど
口頭試験 勉強時間1か月 ⇒70時間ほど
★合格するのにかかった勉強時間の比較
一級建築士 1200時間 > 技術士二次試験 670時間
でした!!
私が作図が苦手で、製図試験に2回落ちたことで一級建築士の勉強時間は多くかかりました💦
技術士二次試験を受験した時は35歳でしたが、
エンジニアとしての経験も積んでいたため、
学習に必要な時間が少なめだったと思います。
■私が独断で決める難易度
試験自体の難しさは、
技術士二次試験 > 一級建築士
です。しかし、合格者の平均年齢と照らし合わせると、
42歳で受験する技術士二次試験 < 32歳で受験する一級建築士試験
と私は感じています。
■技術士試験の合格は、手の届かないものではない!!
技術士試験を受験する前は、【めちゃくちゃ難しい試験】という認識でした。
実際、勉強し始めのころは右も左もわからない状態でした。
しかし、一級建築士の製図試験に2回落ちた私でも、
技術士論文試験当日は74%の得点を取得し、難なく合格できました。
(合格ボーダーは60%!!)

なので、技術士試験の受験を迷っている方は、チャレンジしてみたらよいと思います!!
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『受験してみようかな』と思う方は、プレビューだけでも見ていってください!!

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■取得のメリット
メリットと呼ぶかどうかはわかりませんが、
『いろんな人にメッチャほめてもらえます』
また、会社によっては資格手当もあるでしょうし、
転職をお考えであれば、有利に働くと思います。
■技術士(一次・二次)の合格を目指す人に
技術士試験は、とても困難な試験であり、独学での合格は困難です。
ですが、必要な情報をあつめ、ちゃんと準備すれば十分合格することができます!!
建築士をすでにお持ちの方で、
技術士の取得を目指すのもよいと思います!!
●合格を目指すのであれば、資格学校の教材を活用することをおススメします。
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■最後に
これからこれらの資格を受験する方々の参考になれば幸いです!
受験する方向けの記事も書いていますので、
参考にしてみてください!
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