③構造設計一級建築士 修了考査の勉強法


構造設計一級建築士の勉強方法はあまり知られていないような気がします。

資格学校でも講習会などをやっていますのでご興味がある方はホームページを見てみてください。

独学をお選びの方も資格学校をお選びの方も、下記の記事を参照してみてください。

まず、構造設計一級建築士修了考査のテキストは本屋さんにはないと思います。

(受験者数が少ないので…..)

1)過去問題集を確保する

  『構造設計一級建築士 修了考査問題と解答例』が、JSCA(日本建築構造技術者協会)

  によって販売されます。

  最新5年分の過去問とその解答例が記載されている冊子が、

  例年4月ごろに販売を開始されているようですね。

  

  ちなみに私が受験した年は科目:構造設計で偏心K型ブレースが出題されました。

  大変苦戦したのですが、過去5年分には含まれていなかったように思います。

  5年以上前の分も購入することができたと思いますので、

  不安な方はご購入ください。

2)建築物の構造関係技術基準解説書(通称:黄色本)を確保する

  黄色本は修了考査に持ち込むことができます。

  修了考査では部材ランクの判定を求められる問題や、

  文書記述付き4肢択一では、黄色本の文書を記載することもあります。

  (試験時に持ち込まなかった場合、合格は相当厳しいでしょう)

  そのため、過去問を解くときから手元にあるとよいでしょう。

  自宅で試験勉強をしている方がほとんどだと思いますので、

  自宅用に買ってしまった方が良いと思います。

3)過去問を解く

  過去問を解いていきます。

  この時、大問についてはテーマと正答率をエクセルなどで記録しておくとよいでしょう。

  修了考査の合格には、

   ①総得点が足りている ②足切り科目がない

  の両方を満たす必要があります。

  そのため、著しく点数の悪いテーマがあれば、

  試験当日までに補強しておく必要があります。  

4)失敗したことを記録しておく【重要】

  自身がどういうミスをするのか、記録しておくことが大変有効です。

  私の場合、『べた基礎の沈下量計算をミスった』といった記録が残っており、

  試験前に確認できるようにしていました。

いかがでしたでしょうか。

私は過去5年分を1回ずつ解き、

正答率の低いテーマについては解きなおし、

苦手な分野でも80~85%くらいはとれる、

といった感じにしました。

他のページでは試験当日の解き方や注意点も紹介しますので、

ご興味がある方はそちらもご確認ください。


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